2017.10.13日本橋三越本店 ファッションショーのご報告

レジィーナロマンティコにとって初めてとなるファッションショーを
9月29日(金曜日)、東京日本橋三越本店にて開催させていただきました。
吉祥天女像に見守られての音楽演奏、トークショーを交えたイベントは
多くのお客様の参加と応援で素晴らしいミラクルとなりました。
レジィーナロマンティコ設立15周年の節目に
本当に多くの方々のご協力でこのようなショーを開催し
皆様と楽しい時間を共有できましたことは
レジィーナロマンティコに新たな息吹を吹き込みました。
皆様に心より感謝申し上げます。
会場にお越しになれたお客様にも、そうでなかったお客様にもご一緒に
ファッションショーの躍動するエネルギーを感じていただける様子を下記に公開しました。
登場したアイテムも掲載しております。
是非、皆様と一緒に起こしたミラクルをご覧ください。

最後になりましたが、これまで支えてくださった沢山のお客様
そしてファッションショーにご協力いただきましたスタッフの皆様に心より感謝を申し上げます。

Fashion Show

AWコレクションテーマは『REBORN』
本館一階中央ホールから、吹き抜けの四階に届くようにそびえる壮大な吉祥天如像のお足元で、レジィーナロマンティコ初のランウェイショーが開催され、幅広い年齢層の女性に愛されるレジィーナロマンティコの世界観を魅せる20~70代までのモデルが登場しました。
ネイティヴ アメリカンフルートの素晴らしい音色に始まり、オープニングから涙されている方も沢山おられました。

■ Music Performance
  • 岡野 弘幹/HIROKIOKANO
    音楽家・サウンドアーティスト 1964生まれ
    ネイティブインディアンフルートを始めとする民族楽器とデジタルサウンドを融合させて、自然界の生命を音楽で表現する世界観は、国内外で高く評価されている。楽曲は映画・CMなど多数提供。
    >> 岡野 弘幹オフィシャルサイト

■ Fashion Show Items

当日登場したランウェイショーのアイテムを紹介します。
画像にリンクのあるアイテムはWebshopよりご購入いただけます。

Talk Show

ランウェーショーの後はオーナーデザイナー角野元美、元ANA CA管理職の人財育成コンサルタント加藤あかね様、レジィーナロマンティコのミューズマダムチェリーの三人の対談が実現しました。

■ Profile
  • ●角野 元美/MOTOMI KADONO
    レジィーナロマンティコ オーナーデザイナー
    2000年パシュミナの輸入をきっかけに、2002年大阪にセレクトショップをオープン。上品で華麗なオリジナルブランドは、知的でしなやかな芸能人・著名人からのファンも多い。

  • ●吉川 美代子/MIYOKO YOSHIKAWA
    キャスター、アナウンサー / 京都産業大学客員教授
    TBS入社以降37年間、アナウンサー、キャスターとして活躍。
    またTBSアナウンススクール校長を12年間務めた。2014年5月に定年退職。2017年4月より「京都産業大学客員教授」「女性が働くということ」「リーダーシップと声の力」などをテーマに講演活動も行う。
  • ●加藤 アカネ/AKANE KATO
    アカネアイデンティティズ C.E.O 人材育成コンサルタント・講演家
    航空会社、客室乗務員として、人材育成からVIP担当部門での管理職を果たす。
    「ANAのVIP担当者に代々伝わる言いにくいことを言わずに相手を動かす魔法の伝え方」の著者。

  • ●福安 千恵子/CHIEKO FUKUYASU
    カフェラスリーズ オーナー 1946年生まれ
    宝塚音楽学校を卒業後、モデルとして活躍。25才で結婚、専業主婦を得て、2000年に芦屋にカフェをオープン。現在は、マダム・チェリーの愛称で、素敵な歳の重ね方に支持が集まる。

■ Talk Session
  • 司会:レジィーナロマンティコ代表の角野元美さんよりご挨拶をいただきます。
  • 角野:皆様、本日はお忙しい中こんなにたくさんの方にお越し頂きまして本当にありがとうございます。
  • 司会:ありがとうございます。それではトークショーのゲストをご紹介させていただきます。 先ほどショーでランウェイを颯爽と登場してくださいましたアナウンサーの吉川美代子さんです。人材育成コンサルタントの加藤アカネさんにもご登場いただきます。
  • 加藤:皆様こんにちは。わたくし加藤アカネと申します。全日空という会社に約30年おりまして、今は人材育成のコンサルティングや研修、講演などを行っております。本日はこのようなたくさんの皆様に15周年を迎えたレジィーナロマンティコの魅力を素敵な方々と一緒にお伝えしてまいります。いま角野元美さんも感動していますとおっしゃいましたけれども本当に素晴らしいショーでございましたよね。まず、どういう想いでレジィーナロマンティコをスタートなさったのですか?
  • 角野:私は全ての女性はそれぞれの国の王妃であるという風に思っています。 それぞれが自分自身の国の王妃ですから、その方なりの輝きをもって美しさや輝きを引き出すようなお洋服をつくりたいという気持ちでずっとつくり続けてきました。
  • 加藤:そうですね。私も大ファンで、機能性もありますし、華やかに見せてくれるというところが気に入っています。今でこそ、世の中の女性が輝く、という時代になっていますが私が社会人になった頃はまだまだ女性活躍なんていう時代ではなかったのです。
  • 吉川:何年前になりますか?
  • 加藤:はい、先輩。(笑)約4半世紀以上前でございます。少しだけ先輩の吉川さんをテレビで見ながら実はものすごく憧れておりました。客室乗務員は制服ですので、ステイ先で食事にいくことになりますと制服を脱いだ先輩方がどやどやっといらっしゃって下っ端が付いていくのです。そうすると、あれっ、この先輩、制服の方が素敵だったかも…というように身だしなみや装いにバラつきのある時代でした。その中でアナウンサーさんというのは時代を越えてみんなの憧れで、しかも常にテレビで人から見られるお仕事なので装いをとても気にしていらっしゃったのではいでしょうか。
  • 吉川:私がTBSに入社したのは1977年だったのです。
  • 加藤:ついこの間ですね!
  • 吉川:ええまあ(笑)。当時は女性がニュースを読む時代ではなくて。私は入社して6年目からニュースを読むようになったのです。ところが、アナウンサーにスタイリストはつけない、全部自前でやれと言われました。
  • 加藤:そうだったのですね。
  • 吉川:月曜から金曜までの毎日全部自前の洋服だったのです。
  • 加藤:そうでしたか。
  • 吉川:その時にいろんなコーディネートを考えました。月曜日に着たジャケット、火曜日にはそのジャケットを着ないで水曜日に着る。そして、アクセサリーとインナーで雰囲気を変えるという試行錯誤をしながらでした。
  • 加藤:それを全部ご自身で?
  • 吉川:はい、もちろん。失敗もしたのですが、なにしろ全部自腹で買っていましたので(笑)とても勉強になりました。
  • 加藤:今でこそONLY MI(オンリーエムアイ)という視点で「自分がどのように装えば美しくなれるのか」ということをテーマとした三越様のこのようなイベントがありますが、昔はそのような機会はありませんでしたし、キャリアを重ねた方々が男性であればジャケットとネクタイさえ着用すればそれなりに整いますが…女性はそうもいかないですものね。
  • 吉川:私はアナウンサーという仕事柄いろんな方にインタビューしたり取材に行くので、その場にあったTPOをわきまえた服装を心がけております。例えば災害現場に行ったら小さなイヤリングだってブレスレットだって光る時計すらしないですし、ヒールのある靴は駄目ですし。それから山や道なき道を歩く現場に行くときには歩きやすい運動靴と汚れてもいい洋服、きちんとした方に会う時はそれなりの品格のある服装であったりと、いろんなパターンを自分で考えなければならなかったのです。今考えるのは、やっぱりファッションって最終的には相手への思いやりかなと。
  • 加藤:確かにそうですね。
  • 吉川:コミュニケーションもそうですよね。自分がどんなに美しい日本語を扱い、昔からの表現方法を使おうが、その表現の意味がわからない人に向かって言っても自己満足にすぎない。それなら喋る相手がわかる表現で伝えなければいけない。それが相手への思いやりなのです。服装もその場で相手に恥をかかせない、その場にいる他の人に迷惑をかけない、でも例えばその場を華やかにしなければいけない、などいろんなことを考えるのは、やはり相手への思いやりなのかなと思っています。コミュニケーションとファッションは同じなのかなということをこの歳になってつくづく実感しています。
  • 加藤:そういう意味では、元美さんも元々は主婦でいらっしゃったところから、このブランドを立ち上げられたということですが、聞いたところによるとファッションが凄く好きだったわけではない、ということですが、自己表現の表れだったのでしょうか(笑)。
  • 角野:ファッションは好きだったのですが、それに関してお勉強したというわけではなかったのです。
  • 加藤:なるほど。今吉川さんも仰ったように誰かに喜んでもらいたいというのが、おそらく角野さんの場合は身近なお友達に喜んで貰える服づくりだったということなのですね。
  • 角野:そうですね。好きなことをやってきたという感じなのです。いつの間にかお洋服をつくる、販売するお店を持つようになって目の前に起こることを追いかけて自分の好きなお洋服づくりをやってきたということの延長に今があるという感じがします。
  • 加藤:なるほど。きっと元美さんの目の前の人がその情熱に惚れてファンが増えていったのではないでしょうか。私が聞いたところによるとサクセススーツと呼ばれていて、起業なさった方などに人気なのですよね。
  • 角野:そうですね。よくお客様に仰って頂けるのは「お洋服を着ていると話しかけられたり、どこで買ったのですかなど、聞かれたりする」と。ある方は「このお洋服を着るようになってから特別に注目されたり、いろんなところに行って特別に扱ってもらえるようになりました」と仰っていたのが凄く嬉しかったです。
  • 吉川:そうですね。レジィーナのお洋服はとてもパワーがあるというのはよくわかります。私がレジィーナのお洋服を見たのは定年退職後60歳の時だったのですね。2年前です。夕方の薄暗くなりかけた青山の骨董通りを歩いていて、ふとレジィーナのお店の前を通ったのです。
  • 加藤:そうなんですね。
  • 吉川:ウインドーに飾ってあったお洋服を見た時に思わず足を止めたのです。それで勇気をもって入ったらインテリアも非常に凝っていらっしゃるし、お洋服の統一感もあり、インテリアとそれぞれのお洋服がとてもマッチしていると思いました。これは外国のお洋服かしら?日本のお洋服かしら?とお店の方にお聞きしました。
  • 加藤:いきなりだったのですか?
  • 吉川:はい。思わず足を止めてお店に入ってしまうほどの人を引き寄せるパワーがこのお店にあるのだとつくづく思いました。
  • 角野:嬉しかったです。
  • 吉川:それからのお付き合いなんですよ。
  • 角野:ありがとうございます。本当に嬉しく思います。私がつくったお洋服をテレビや雑誌で着てくださるのを拝見する度に勇気を頂きます。ありがとうございます。
  • 加藤:そうですね。先ほども3世代で着られる服とファッションショーでご紹介がありましたが、まさに年齢問わずというところはレジィーナロマンティコの魅力ですよね。実は私、年齢を重ねるとちょっと派手なんじゃないかなと最初は思ったのです。その辺りはいかがでしたか?実際お召しになって。
  • 吉川:はい、まずとても着やすいのですよ。全ての布地にストレッチ性があって。それと体形がかなり細身に見えるので、どんな体形でも着られますよね。
  • 加藤:そうですね。サイズ展開が幅広いですよね。
  • 角野:実は最初に作っていたメンバーが私とマネージャーの壁野という者で。今も私達が作っているのですが結構いい体格をしておりまして。できるだけ自分が美しく綺麗に見えるようにラインを研究して作っております。
  • 吉川:いろんな方とファッションの話しをする時に、ある程度歳を重ねたらなるべく首元は隠したいとか二の腕を出したくないなどいう方がいらっしゃいます。20代の子と比べたら首だってシワが多いし二の腕だってプヨプヨしているけれども、歳を重ねていけば当たり前なんだからいいじゃないかって私は思うのです。それとお話ししていると年齢を言うのをとても嫌がる女性が多いのですが、私はそれこそ男性の価値観に翻弄されている気がするのです。
  • 加藤:すごい(笑)
  • 吉川:ひとつでもふたつでも若い方がいいという男性の価値観に毒されている気がします。今63歳ですが今までの人生、別に悪いことしていないし堂々とここまでしっかり生きてきて、今輝いているでしょって。今の自分に自信をもったら、年齢は言いたくありませんとか言う必要もありません。女性に年齢を聞くのは失礼ですねとか言われたら、私は堂々と聞いてくださいと言うのです。そういう今の自分を常に肯定していて今の自分が好きだったら、二の腕のひとつだって足が太くたってお腹が太くたって、堂々と出した方がいいと思うのですよ。
  • 加藤:はい、そうですね。吉川さんも素敵でしたし、そういった比べる必要がない美しさをみなさんそれぞれお持ちです。
  • 吉川:そうなのです。私も年齢を言いましたが、マダム・チェリーは今年70歳になられると。昔、自分が70歳になったら母と同じようなおばあさんになるんだろうと思っていたのですが、ちょうど今70歳のマダム・チェリーを見ると私の7年後、自分で楽しみだなと思えたんですよ。
  • 加藤:わかります。先ほど出ていらしたときに感激で思わずジワっときてしまって。ちょっとお呼びしたくないですか?
  • 吉川:はい、ぜひ。
  • 加藤:それでは皆様、マダム・チェリーの登場です。ありがとうございます。
  • 加藤:マダムは、宝塚音楽学院を卒業されているのですよね?
  • マダム:そうなんです。
  • 加藤:そして今や芦屋で知らない人がいないカフェを経営されている。宝塚からパティシエになられたのですよね。
  • マダム:パティシエなんてそんな言葉のない時代ですから。(笑)本当に自分で好きでずっとシフォンを作っていたのです。
  • 加藤:シフォンケーキ?
  • マダム:そうです。東京のカフェ、アトリエでケーキを作っておりました。
  • 加藤:ドゥリエールという私も大好きな…。
  • マダム:そうです。ドゥリエールというお店です。
  • 加藤:1980年、1990年代大変人気のあったお店で、そこだけがまるでパリという雰囲気の…おそらくそのお店のことをご存知の方もいらっしゃると思うのですが。そこでなんとケーキを作っていらっしゃったというご経歴なんですね。
  • マダム:作っておりました。裏方です。
  • 加藤:今は芦屋でご自分のお店をお持ちでいらっしゃるのですか?
  • マダム:はい、カフェをしております。
  • 吉川:シフォンケーキはもちろん美味しいでしょうけれども、マダムに会いたくて来るお客様がとても多いと私は伺っております。
  • マダム:それでしたら嬉しいのですけれども(笑)
  • 加藤:昨日も常連さんが、今日はやってないの?なんてお電話をしてこられていて…。
  • マダム:そうですね。(笑)
  • 加藤:そのマダム・チェリーを見初められたのが元美さんなのですね。
  • マダム:そうなのです。
  • 加藤:このストーリーを少し聞かせて頂いてよろしいですか。
  • 角野:実はFacebookでマダムが写ってらっしゃる写真を見つけまして、こんな素敵な女性がいるんだ!とても素晴らしい魅力的な方だな、この方にうちのお洋服を是非着てもらいたいなって思ったのです。でもまさか着ていただけるとは思いませんでしたので、1年位こっそりうちのスタッフに見せたりしながら、こんな素敵な方に着て頂きたいねって話しをしていたのです。ある時ヘアメイクの先生と打ち合わせがあり、「うちのお洋服はエイジレスだと思っています。お洋服を着る方によってより魅力が出て、特にご年配の方が着られると素敵なのです。でもそれをわかってくださる方がまだおられないので、こういう方に着てもらいたいのです」と話したら、お願いしてごらんなさいとすすめて下さいました。そしてその場ですぐマダムと繋がりのある方にお電話しました。
  • 加藤:すごいチャレンジ!
  • 角野:それで、マダムをお訪ねしたのです。
  • 加藤:1度はお断りになったと。
  • マダム:そうですね。
  • 加藤:ただ、どうしてもという情熱に負けて。
  • マダム:1、2度、私にはできませんと申し上げました。
  • 加藤:マダムは今までのファッションの好みとして、30~60代はどんなファッションで普段お過ごしだったのでしょうか。
  • マダム:流行に左右されないで自分の好きなものを着てきました。そのファッションは変わらないのですがヘアスタイルやメイク、足元、アクセサリーなどで少しずつ自分なりの流行をつくってまいりました。
  • 加藤:レジィーナのお洋服はお好みに合いましたか?
  • マダム:はい、とっても。着やすいっていったらそれだけに思われるのですけれども、似合うのですよね。着た瞬間に自分のものになりやすい。
  • 吉川:わかります。実は私今マダムが着てらっしゃるお洋服を自分でも買おうかなと思ってお店で一度試着しましたら、やっぱり似合うのですよね。
  • マダム:似合うのです。本当に。
  • 吉川:社長が着ているものを私も持っているのですが似合うんですよね。不思議ですよね。
  • マダム:不思議です。
  • 角野:着られるその方その方によって、違う雰囲気が出るのです。私自身も不思議に思うといったらおかしいのですが、その方の魅力や今までのファッションの歴史などを引き出してくれるような気がします。
  • 加藤:そうですね。その自分の良さをまず知っていらっしゃるというのもあるとは思うのです。私くらいの年代が分岐点におりまして、仕事が忙しかったり家族のことなどで、ついつい自分にかける時間を見失ってしまいがちです。お二方の話を伺っていると、まず自分をちゃんと知ってらっしゃるなというのをとても感じるのです。 例えば魅せ方…全てを受け入れるのよって仰っていましたね。年齢を重ねることも自分で受け入れる。
  • 吉川:そうです。年齢っていうものは抗えないじゃないですか。その日その日に顔色も違うようになりますし、スタイルも自分の願わない形になっていきますし。ですがそれを全部自分で知った上で色々変えていくというのはとても大事だと思います。
  • 角野:マダムが老化は進化よ。と仰ったのです。
  • 角野:自分が嫌だなと思うところに意識がいくとそれが逆に欠点になってしまって目立ってしまうけれど、それを受け入れると逆に魅力になるという風に仰ったのです。それがさっき吉川さんの仰ったことと同じで、私あの言葉で気付きを得ました。
  • 吉川:今日も同じデザインの洋服を若いモデルさんや私、マダム・チェリーが着ました。若い人は肌の張りやスタイルなど勢いで着られますが、私達はそうじゃないけれどその分、自分さえもっていれば堂々と着られますよね。
  • マダム:そうですね。自分の魅せ方ですね。
  • 吉川:あと20代・30代の若い方が胸元の谷間を見せたらそれは反対にセクシーすぎたり、ちょっとやりすぎだったりしますけれど、私達位になったら別に(笑)
  • マダム:そう(笑)
  • 吉川:シミがあっても(笑)それに若い頃にゴージャスなダイヤだったり、それこそ今日マダムも着けているミキモトさんの100万も200万もするような素晴らしいものを着けていると、それに負けてかえってやらしかったりするのですけれど、歳をとってからだとやりすぎ感のあるものでも負けずに着られると言うのはありますよね。
  • マダム:そう、それをよくわかっての着け方ですものね。そうすると負けるとかちょっと違和感があるとかではなくて全て自分で納得した装いなので素敵になるのではないかと思います。
  • 加藤:まずは試してみると言うのがとても大事なことですね。
  • 吉川:レジィーナロマンティコのお洋服はウエストがゴムなので着やすい。
  • マダム:シルエットが綺麗なのです。
  • 加藤:吉川さんは定年まで、どんどんお役職も重責を担われるようになられて装いの観点で何か変わったというようなことはありますか。
  • 吉川:私は学生時代から比較的きちんとした格好だったのです。父が中学校の教師だったのですが、その父に言われたのです。私は大学紛争の終わり頃に早稲田の大学生だったのです。「ジーンズなどの格好で行く学生もいるかもしれないけれど教授はちゃんとスーツを着てネクタイを締めていて、君達はそういう方に習うのだから三浦海岸に遊びに行くような格好で大学の教室に入っては駄目だよ」と言われて学生時代からちゃんとした洋服を着ていたのです。ジャケットとまではいかないですが大学生ですけれどちゃんとヒールのある靴だったり、スカートとブラウスだったり。ジーンズにサンダルなんていう格好はしなかったのです。
  • 加藤:元々身だしなみを整えると言う素養がおありになって、いま結構楽しんでいらっしゃるのですね。
  • 吉川:そうですね。ニュースキャスター時代には派手すぎたり、ニュースの内容にそぐわないなというようなものが今は着られるようになりました。そしてやっぱり出演する他の方達とのバランスだったり、いろんなことを考えております。またアナウンサー時代はいつなんどき大事件や大災害が起こって深夜早朝に呼び出しがあるかもわからないというのがありましたので、必ず夜寝る前には黒のスーツ、チャコールグレーのスーツを枕元に置いて、パッと起きてそれさえ着ていけばいいみたいにしていたものですから、今その辺のストレスはなくなりましたね。
  • 加藤:そうなのですね。やはりきちんとした場ではある程度、黒・紺・グレーがスタンダートという暗黙のルールがありますよね。私も管理職であったり、VIPの方の接遇をしておりましたので、常にそれは意識しておりました。今日着用しているスーツは今回わがままを申しまして角野社長に要望をお伝えして作って頂いたのですが、やはり色が紺のスーツと言ったら制服のようになってしまうので、パイピングを施してくださったり、レジィーナロマンティコならではのデザインが気に入っています。
  • 角野:今回は白のチーフを施しました。
  • 加藤:レースのチーフと、通常は白のチーフを?
  • 角野:そうです。内臓しているのは白なのです。
  • 吉川:いま全体に世の中がカジュアル化していて、結婚式の披露宴でさえもチュニックを着る方がいるくらいなのです。ちゃんとした場なのに比較的ラフな、それが決して若い人だけでなくて30代・40代・50代の。せっかくいろんなお洋服があって選択肢が多いのだから、やっぱりその場に合ったものを選んでほしいですね。
  • マダム:昔TPOと言いましたもんね。
  • 吉川:そう、今TPOと言ったら若い人にはわからないと言われました(笑) タイム・プレイス・オケージョンてことでね。
  • マダム:昔習いましたよね。
  • 加藤:時間帯で、夜の場合だとロングドレスの方がいいですとか。
  • 吉川:それもファッションの楽しみかな。
  • 加藤:そうですね。特に年齢を重ねたらその辺りを楽しんで、周りとの調和で誰が主役かというところを考えて、お色や形を選んでいらっしゃるということがとてもわかります。特に今回、足元の合わせ方をマダム・チェリーから教えていただきました。実は昨日このスーツに普通のベージュのストッキングを履こうとしておりましたら、マダム・チェリーのアドバイスは「せっかくだから細かい網タイツで」と。「私、脚に自信がありすぎてちょっと履けないのですけれど」と言ったら「それが余計よ」って。それで今日はチャレンジしました。
  • マダム:お似合いです。
  • 加藤:ありがとうございます。そろそろお時間になって参りましたので、私達妹世代に是非一言、お願いできますか?。
  • マダム:妹世代に?そうですね。私にもまだまだお元気なお姉様達がいらっしゃるのですが。そのうち追いつきますけれどもね。やはりファッションというのは日々の生活の中で楽しむことも大事だと思うのです。お出かけするからお洒落するのではなくて、日々、普通の洋服でも靴、足元、ストッキング、それにヘアというのをコーディネートしていたいのです。
  • 加藤:素敵!
  • マダム:皆さんも是非是非。皆さんお洒落でいらっしゃいますけれども、これからも頑張って素敵なお洋服を着続けてまいりましょう。
  • 加藤:嬉しいですね。ありがとうございます、マダム・チェリー。
  • 加藤:ぜひ吉川さんからもお願いいたします。
  • 吉川:私はファッションというのは相手への思いやりであると言いましたけれども、それと同時に自分に自信を与えるものでもあります。ファッションでちょっとでも、あっ今日はこのストッキング合わなかったかな、あっ靴のヒールがちょっとなと思っただけで自分の良いところを100%出せなくなるものです。そういった意味ではお若い方、就活の時、それ以外でもいざという時、ここぞという時には、今マダムが仰ったように頭の先からつま先まで自信をもったファッションをしていくと自然と背筋も伸びて自分に自信をもてるはず。
  • 加藤:姿勢も大事ですね。
  • 吉川:それをまた相手が見ると、ああ、この人は堂々としているなと、好感度を上げることになりますので。他者への思いやりであると同時に自分に力を与えてくれるものだと思って楽しんで頂ければと思います。
  • 加藤:素晴らしい!
  • マダム:素敵な言葉です。本当に。
  • 加藤:ファッションは誰かの為と同時に自分の自信にも繋がる。本当にその通りですね。ありがとうございます。ぜひ社長、最後に、今回15周年、そして初めてのファッションショーだったのですよね。
  • 角野:ええ。
  • 加藤:こんなに沢山の方々にいらしていただいて…
  • 角野:ええ、はい…
  • 加藤:泣かないでくださいね。(笑)
  • 角野:(笑)立ち見席の方も沢山いらっしゃいまして、本当にありがとうございます。
  • 加藤:ありがとうございます。
  • 角野:今日を迎えることができたのは、本当に沢山の方々のご協力がありました。こちらのマダムとの出逢い。私、吉川さんにぜひ出演して頂きたいということで突然お手紙を書きまして。まさか本当に出て頂けるとは思わなかったのですけれども、すぐにお電話を頂きました。本当にありがとうございます。
  • 加藤:それもね、骨董通りで見初めてくださったからこその。
  • 角野:はい。
  • 加藤:それが何よりも嬉しいですよね。
  • 角野:アカネさんも、いろいろ支えてくださいましてありがとうございます。今日のモデルの方々もご縁で出演してくださいました。先ほども申しましたけれども、ご縁があって今日があるというのを感じます。こちらの素晴らしい場所でファションショーをさせていただきましたことを心から感謝致します。皆様、本当にありがとうございます。
  • 加藤:ありがとうございました。岡野弘幹さんの音楽も本当に素晴らしかったですね。
  • 角野:そうですね。たまたまお参りに行きました観音寺というお寺で岡野弘幹さんの演奏を聴きまして、この方にオープニングをして頂きたいと、ふと呟いたのを今日もお越し頂いている長谷川様が聞き逃さず、ご縁を繋いでくださいました。また岡野様の奥様、純子様が元NHKのアナウンサーだったということでナレーションもお願いすることになったのです。
  • 加藤:そしてこのファッションショーのBGM、音楽の構成も全てやっていただきました。
  • 角野:そうです。全部やっていただきました。
  • 加藤:神社でのご奉納、皇室の方々がいらっしゃるようなところでも演奏されている音楽から始まりまして、本当に素晴らしいお時間だったと思います。
  • 角野:ありがとうございます。
  • 加藤:これからも沢山の方を輝かせるお洋服づくりを続けてくださいね。こちらの特設会場3階でこの後、私どももお待ちしておりますので、もしお時間が許せば是非お立ち寄り頂きたいと思います。
  • 角野:松澤壱子さんからマダムにお花のご用意がございます。
  • 加藤:レジィーナロマンティコのファンの方はよくご存知なのですが、松澤壱子さんはホテルジャーナリスト、コラムニスト、そしてブランディングコンサルタントなどもなさっていて、長い間レジィーナロマンティコをいろんなところで広めてくださっています。今日お会いできて私も本当に嬉しいです。ありがとうございます。
  • マダム:ありがとうございます。
  • 吉川:ちなみに今日のこのマスタード色のドレスは夜11時からフジテレビで放送されます脱力タイムズで着ておりますので、よろしかったらご覧になってください。
  • 加藤:脚本家の旺季志ずかさんにもお越し頂いております。ありがとうございます。
  • 司会:それでは皆様もう一度、盛大な拍手でお送りくださいませ。